私の雑記帳

昨年来地元の弦楽アンサンブルで弾いているせいか、チェロが下手になったように感じています。
勿論、時間的余裕がなく、チェロの独奏曲をまったく練習しなくなりましたからね。
昨日も気がついて、楽譜を取り出し弾いてみましたが、弾けません。
気落ちしました。
(年取ってモノ覚えが衰えたせいでもありましょう)
 
でも、何と言ってもチェロを弾くことが「粗く」なりました。
直接の原因は、多分曲のスピードにあると感じています。
これは、一昨年に隣の市のオーケストラに参加した時も感じました。
チェロの「音」を疎かにしています。
いい「音」を出す工夫と練習が圧倒的に足りていません。
メロディに追いつく練習ばかりだからです。

確かに、アンサンブルで難しい箇所はあります。
でもその部分は、全体のメロディに係る大切なパートであることも確かです。
余計、遅れないように頑張って弾く、ということに注力してしまいます。
やはり基礎ができていない、素人の素養のない悲しさです。
スピードと音質が両立しません。

でもそこは割り切らざるをえませんね。
隣の、また後ろのコントラバスのプロの方々の音を聞いて、自分で弾けているような「錯覚」で、
むしろそれに「頼りながら」、アンサンブル「演奏」を楽しむことと思っています。
むしろ変な音で周囲にご迷惑を掛けないほうが、きっとスムーズなんでしょう。

年寄りの特権に甘え、弾けないところは「弾いたフリ」をして、全体の和音の中に身体を委ね、
音楽を楽しむことにしたいと思う練習会です。
しかし、自宅での練習は、頑張って弾いていきます。
家内から時折、苦情が出ても・・・。
指揮者の「終わりのジャーン!が合えば、OK」という言葉を頼りに。
 
以上
 
 gakufu a