私の雑記帳

冬の関東は、冬晴れと称して晴天の日が続きます。
これは、北陸・新潟の山々に雪が降り、その分乾燥した空気が山を越えて来るからと言われます。
それは日本海沿岸の方々の雪かきのご苦労を引き起こしているのに、申し訳ないくらいのことです。

この年明けの季節は、関東の日の出は7:00ころです。
寒い冬、私が起きる時間はおよそ6:30ころ、
(年を取ると、寝続けることにもエネルギーがいりますからね)
リビングのカーテンを開けると、東の方角から朝日が差し、南の空は雲ひとつない薄いブルーの空が広がり、地平近くはオレンジ色です。
この蒼からオレンジのグラデーションが、誠に素晴らしいものです。
「春はあけぼの、やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明かりて、・・・・」と枕草紙に謳う有名な文が浮かびます。
 
もっと時間が経てば、日の出も早くなり、私の起きる時間にはとてもこんな景色は見られなくなります。
清少納言の謳う春は、立春のころと言われます。
今年の立春の2月3日には、まだ間がありますが、寒い冬でも起きてみるこの風景には価値があります。


そう言えば、夕陽もそうです。
山国育ちの私には、今でも横から指す夕陽はとても不思議に思えます。
博多に出張で行ったとき、正に海に沈む夕陽は横からで、驚いたことがありました。
ハワイの冬の夕陽もそうでした。
夕陽は山に沈むもの、という感覚の人間には、この夕陽にも驚嘆しました。
小さなころの記憶は、鮮烈ですね。
でもこんな感覚を、年老いた自分が、面白がっていることに気づく自分を発見しています。
 
以上


 
 gakufu a