私の雑記帳


企業をリタイアしてから数年、また音楽をーそれも楽器を学び直したいと思いました。
が、困りました。
まず学ぶ入り口が分からないのです。

その時、真っ先に思い出したのが、私がよく行く書店のビル内あった音楽事務所です。
いつもその事務所の横を通って、本のフロアに行っていました。
入り口のガラスドアには、「Yamaha 大人の音楽教室」
シニアの女性の楽しそうな写真もありました。
書店が運営する音楽教室です。

チェロコースは、個人コースと集合コースがあり、女性の先生の由。
何も分からない老人が、ハナから女性の先生と1:1で教えてもらう雰囲気はすごい圧力です。
すぐ、集合コース(定員2-3名)を申込みました。

それから、早いものでもう10年にもなります。
このYamaha音楽教室で感じたことは、教授法がとてもしっかりしているな、ということです。
テキストがキチンとあります(当たり前かな)。
いまは、もう3冊目になりました。

更に想定していた自己練習法は、全く違いました。
先生がよく言うことは、シニアの人は「自宅でのお練習は長くて1.5時間程度。それ以上はやらない」
「何でも理屈をしっかり学ぶこと」
この2点を、初期にしっかり教えられました。

私の若い頃のギターの練習は、とにかく(好きなので)夜中まで、1日中弾いて練習していました。
勿論、自己流の方法です。
今回のチェロも、自宅での練習は、時間があればできるだけ多くやろうと思っていました。
水を差された感じです。
でも振り返ってみると、これはいい教えでした。
「飽きない」、
「教えてもらったことを自宅で容易に思い出せる」

私の子どもには、ピアノを「何回でも繰り返し練習すること」、とも言いました(命令調で)。
確かにこどもは、練習量に応じてうまく弾けるようになりました。
その代わり、カミさんが付きっ切りで注意していたようです。

なるほど、シニアには「シニア向けの教え方」があるのですね。
初期に繰り返し先生が伝えていたことは、十分に根拠のある教授法なのでしょう。
そんな方法論を持っているYamaha 社は、やはり伝統のある音楽企業なのでしょう。

そして、一緒に学んできた そんなもう10年来のチェロ教室仲間がいることも、
楽しく心強い財産となっています。
 







 gakufu a