私の雑記帳

2019年春、チェロ仲間のある人の引きで、アンサンブル合奏団に誘われました。初めての弦楽合奏です。
でもチェロ教室の仲間3人と一緒の参加なので、一抹の不安はありましたが、やってみることにしました。

弦楽合奏のメンバーはおよそ我々3名を加え15名ほどの合奏クラブです。月1回の練習です。
渡された楽譜は、モーツアルトの「アイネ クライネ ナハトムジーク」。有名な曲です。
初心者にとっては、第一楽章は結構スピードがあります。
勿論、必死になって練習をしました。 大変面白かったです。
モーツアルトの曲独特のタタタタ・・・・、と弓を跳ねるように軽快に弾く奏法は、興味深いものでした。

ハイドンの「シンフォニアNo.1 -第3楽章」も平行して練習しました。
こちらは、初めて聞く曲で、訳もわからず、ただただ忙しい Presto の速い速度でした。
そうかこれがクラシック曲なのか、とその体験を愉しみました。

そうこうして、私が最大に楽しめたのが、次のシベリウスの「アンダンテ フェスティーヴォ」でした。
祝祭の曲といわれ、弦楽合奏の醍醐味を味わうことができました。
特にこの曲は、コントラバスのパートがあり、チェロメンバーは、2つに分かれ、私は
コントラバスのパートを弾くことにしました。
andante fes db








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とても興奮して弾いたのは、この画像にあるように、全パートがEndに向って、メロディーを
一斉に弾く曲であることです。
普通は、低音パートは低い音を響かせる譜面が多くメロディに絡めないのですが、一番下のコントラバスでも、
和音の響きを増幅しながら、主音のメロディを弾いていることです。

初心者ながら、アンサンブルの醍醐味を味わえた曲でした。楽しい!
私のきっと一生忘れられない曲になるでしょう。

このアンサンブル合奏クラブは、その後のコロナの隆盛で、公共の練習場がほとんど閉鎖になり、
活動を停止してしまいました。
誠に不運でした。

以上
 gakufu a