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詳細
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昨年、オーケストラに参加し、モーツアルトを弾く機会ができました。
団員は、およそ70名ほど。
私の属するチェロパートは普段は7名でしたが、本番時はプロが2名加わりました。
演奏楽譜は、春に購入して、ほぼ1年間の練習期間があります。
私は、全く初めてなので、それこそ普段の生活で時間があれば、チェロの練習をしました。
合同練習は、月1回。年も明けるとほぼ毎週の練習会になりました。
この1年間で痛感したことは、私なりの精一杯の練習でしたが、やはりプロは「すごい!」です。
アマオケの各パートは「プロ、またはプロ級」の人が支えます。
これらの方々は、ここの団長が元高校教員でその教え子が多いと聞きました。
団長曰く、彼ら彼女らはボランティアで、応援してもらっている由。(有償ボランティアとのこと)
プロとの差を一番感じるのが、プレスト等の速い速度の曲です。
私にはとても弾けません。
でもそうした曲は、大抵盛り上がる曲なのですが。 悲しい ( ;∀;)。
チェロの後ろに、コントラバスの女性奏者が1人いました(演奏会時は2名に)。
この奏者は、秋ころからの遅い参加です。
が、これが「すごい」のです。
その音色は重量感一杯ですが、あのチェロより大きな楽器で、見事に速い箇所を正確に難なく弾きます。
後ろからドドドと、背中を音で押される感じです。
女性なので指が多少小さいのですが、あの長い音のポジション間を高速で弾くのです。
プロとは、こうした人なんだ、とつくづく感心しましたね。
休憩時に話を聞くと、「ええ、演奏会へは、当日まで2ー3回の練習だけ」と平然と答えます。
年に20回ほど、各地での演奏会へ乞われて活動しているとのことです。
素人の私からみれば、仰ぎ見るようなプロとしての存在感のある人でした。
左の画像は、この方が弾いていた「5弦のコントラバス」です。 私は初めて見ました。
普通のコントラバスは、チェロと同じ4弦ですが、低音の1本が追加されています。
これは、ベートベンのある曲は、更なる低い音が指定されるので、との理由です。
プロは、またプロらしい楽器も持つのですね。
以上