バッハの
「無伴奏チェロ組曲 プレリュード第1番」は、とても有名な曲です。
映画とか、いろいろな場面の背景の曲としても、よく使われています。
でも、私にはこの曲は難曲でした。
習っているチェロ教室のテキストに、この曲がありましたので、
独習でチャレンジしたのですが、
もう2-3年にもなるでしょうか、何回も挫折を繰り返しています。
曲は見開き2ページになりますが。左半分を弾くのがやっとで、どうしても右ページに進めません。
つっかえつっかえ左ページを弾いているうちに、自分の弾く音に失望してしまうのです。
アルペジオの粒が揃いません。 やはりこういう名曲は、よく聴いて知っているだけに、
自分の
基礎力の圧倒的な不足を思い知るのです。
でも今年から、そのチェロ教室で、この曲を取り上げることになりました。
最初に先生から、「少し楽譜の修正をします」と。
・大きなスラーを半分に弾き分けました。
・指定されている指番号を、かなり変えました。
・楽譜を部分的に「塊」として、その塊の練習を繰り返します。
大筋は、こんな修正でした。 恐らく長年教えた経験を反映しているものでしょう。
何と3月くらいから、
右ページに進められ、4月くらいから、
通しでゆっくり弾けるようになりました。
これは私には感激です。 この大曲をようやく通せたのです。
この5月からは、通しの練習が始まります。
私には、下手ながらこの曲が何とか弾けるレベルになってきたことを、誇りに思います。
先生、ありがとうございます。
こんな練習をしている中で、たまたまネットで面白いこの曲の分析・解説を読みました。
これをもっと早く知れば、興味を失うことなく進められたように思います。
その解説は、チェリストの
横山真一郎さんのブログです ー
こちら です。
バッハという偉大な作曲家の この曲の構成や、意味付け、更には 神の数字 についての興味深い内容でした。
この曲に再チェレンジして5ケ月。
うまく終結するよう、最後の頑張りをしてまいります。
以上