私の雑記帳


と、言えば、そうです。・・・私も記憶にあります。
世界一貧しい大統領、と知られたウルグアイの元大統領 ホセ・ムヒカ氏です。
大統領任期: 2010年3月1日 - 2015年3月1日
残念なことに先日(5月13日)お亡くなりになりました。89 歳でした。

(画像は、ウルグアイの国旗です)
 

「貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」
 2012年6月、ブラジルのリオデジャネイロで開催された国連の「持続可能な開発会議」(以下リオ会議)。
世界の首脳・閣僚が参加し、自然と調和した人間社会の発展や貧困問題が話し合われたが、演壇に立った南米の
ある大統領のスピーチが、世界中の感動を呼んだ。
8分間の熱弁が終わると、静まり返っていた会場は沸き立ち、聴衆の拍手は鳴り止むことはなかった。
(文春オンライン)

このスピーチを再び読むと、現在の某大国大統領が目先に浮かびます。
そして強欲資本主義の経済社会でトップに立つエリートCEOの人々も。
彼らの欲は、底なしです。

そして、この演説は、「私は質素なだけで、貧乏ではない」という言葉が続いたということです。

日本人にも老子のよい言葉があります。 「足るを知る」
原文は、「知足者富、強行者有志」とのこと。

仏教や禅宗の教えは、目指すところ、人の欲望からの脱却と言われています。
人生は、欲望との戦い。
70歳を過ぎ、80歳も近づくとこの言葉の深い意味よくわかります。

ホセ元大統領の死去の報は、心に残るよい言葉を、再び人々に思い出させてくれました。

以上
 gakufu a