私の雑記帳

今年の「読書週間」は、来週10/27(月)~11/9(土)の2週間です。

そんなこともあって、読書に関する「いい言葉」が新聞にありました。
備忘録として残しておきます。

book読書週間がくると、よく「本離れ」を伝えるニュースが流れます。
何でも、今年はひと月に1冊も本を読まない人が「6割」を越えたとの文化庁の調査結果です。
スマホに費やす時間が特に若者で激増している背景があるようです。
街の本屋さんが、減っている、ないしは無くなってしまったというニュースも聞きます。
「本離れ」は、「紙離れ」でもある。

「我々は紙を減らす、追放しようとしているが、実際追放したのは紙ではなく、考えることだ」
(ある数学者)

情報社会は、考えない社会だ。
とても意味が深い指摘ですね。 ズーンと胸に響きます。

もう一つ、

「You are what you eat」とう慣用語(あなたはあなたが食べてきたものでできている)は、
「eat」を「 read 」に置き換えられるのではないか。

我々昭和の世代は、会社への通勤時間を読書に充てることは、当然でした。
新聞も狭い車内で読んでいる人が多かった記憶もあります(その新聞の折りたたみ方を講釈する方も)。
当時は、司馬遼太郎氏の本(坂の上の蜘蛛など)が、ベストセラーにもなった良き時代でした。
私も仕事の傍ら、年間100冊(除く週刊誌)を読むチャレンジもしたことがあります。
やはり多くの「体験」「知識」「教訓」を本から学びました。
いまでもその気持ちは変わりません。同世代の人は、きっとそうでしょう。

今年の10/27(日)は、奇しくも衆議院の投票日です。

「もしわれわれが支配者と選ぶとしたら、政治家の綱領ではなく、読書体験を基準にしたら、
この地上の不幸はもっと少なくなるでしょう」
(1987年 ノーベル文学賞 詩人 ヨシフ・ブロッキー、受賞講演で)

読書を友にするシニアであり続けたいと思います。

(10/25(金)のA新聞夕刊から引用しました)

以上

 gakufu a