2024年夏、甲子園球場は100回目の高校野球大会を迎えました。
記念すべき日です。
その開会式での選手宣誓が、素晴らしいものでした。
ここに私の記録として残します。
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宣誓、僕たちには夢があります。
ここ、甲子園で日本一になることです。100年前、この地に甲子園球場が誕生し、
それ以来、全国の球児がここでプレーすることを夢見てきました。
多くの偉大なプレーヤーたちもその思いは同じでした。青春の全てを懸けて
ユニホームを真っ黒にしながら、ひたむきに白球を追いかける先輩たちの姿は
見る人たちを感動させ、いつしかここ甲子園は聖地と呼ばれるようになりました。
あれからちょうど100年たった今、僕たちはここに立っています。
僕たちには夢があります。
この先の100年も、ここ甲子園が聖地であり続けること。
そして、僕たち球児の憧れの地であり続けることです。
努力したとしても報われるとは限らない。しかし、努力しなければ報われることはない。
この言葉に励まされ、僕はここに立つことができました。
そして、これからもこの言葉を胸に最後まで戦い抜いていきます。
この聖地で思う存分プレーできることに感謝を忘れず、僕たちのプレーが
多くの人々に希望と勇気と感動を与えられることを願って、全力でプレーすることを誓います。
令和6年8月7日
選手代表、智弁学園和歌山高等学校 野球部 主将 辻旭陽
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<スポニチ 2024年8月7日 20:21>
1963年の マーチン ルーサー キング牧師の有名な演説(I Have a Dream)を彷彿とさせる
言葉で始まりました。
Youtube へ
冒頭は原稿がありましたが、後半、このフレーズから原稿なしの演説へ。
彼の言葉は高揚していきます。見事な演説です。
だれも想像しなかった 今この時の戦争を目の当たりにし、この若人の宣誓は、
あたかも平和の祈りのように聞こえましたのは、私だけではないでしょう。
そうです、甲子園球場が100年後も 高校球児の聖地であるよう、
平和な日本であり続けられるよう努力したいと思います。
私の誕生日にあたり。
以上